みのねっとぶろぐ
2002-01-13 [長年日記]
■ ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
ただマイヨ・ジョーヌのためでなく(ランス アームストロング/Lance Armstrong/安次嶺 佳子)
ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
ツール・ド・フランスについて、どれだけの人がご存知だろう?
23日間、4000キロにわたってアルプスやピレネーなど、山々を自転車で走破する
もっとも過酷なレース。しかし、このレースを3年連続総合優勝に輝いた鉄人がいる。
その名は、アメリカ人、ランス・アームストロング、その人です。
ただ、この人がもっとも注目を集める原因は、彼が治癒率20%(治癒後に担当医師に
聞いたら実は3%だったらしい)の脳と肺に転移した睾丸癌からの生還者であることです。
癌治療である手術と化学療法を乗り越えて。まさにアメリカンドリームである。
しかし、彼によれば、「癌は僕の人生に起こった最良のことだ」
なぜ?
それは、この本を読めば分かる。
しかし、単なる自転車ロードレースの本ではないし、闘病記でもありません。
でも、勇気を与えてくれる1冊です。